2011年7月アーカイブ

日本経済新聞によると、消費者金融のアコム、プロミス、アイフル3社への過払い金返還請求の件数が、6月に前年同月比約5%減の約3万3000件となって、半年ぶりに減少したそうです。武富士が会社更生手続きをとり、報道などで過払い金の問題が頻繁に取り上げられた影響で大幅に増加した過払い金返還請求ですが、ピークを超えたようです。

話は変わりますが、過払い金返還請求は、弁護士や司法書士に依頼すると費用(報酬)がかかるため、専門家には依頼せずに自分でやろうという人が多いようです。インターネットで検索すれば、過払い金返還請求のやり方や訴訟になった場合の訴状のひな型など、さまざまな情報が公開されているのがわかると思います。

しかし、「過払い請求は自分でやりましょう!私は、○○社に対して過払い請求して○○円取り戻しましたが、そんなに難しいことはありませんでした!」などとブログやQandAサイトなどで書いているのを見ると、違和感を感じてしまいます。

こんなことが書いてあったらどうでしょうか。「胃の痛みは自分で治せます!私は毎日○○を食べて、医者にはかからずに胃の痛みを治しました!」・・・いかがでしょうか。この人は、たまたま食べるものを工夫して、本当に医者にはかからずに胃の痛みが治ったかもしれません。しかし、それは万人に通用する方法ではありません。

過払い請求も同じです。おなじように見える取引の経過で、請求相手が同じケースであっても、ある人のケースでは簡単にお金が戻って、ある人のケースでは本格的な訴訟闘争となるということはしばしばあります。たまたま簡単に終わった請求事例を強調して、手続き全体を簡単なものであるように言うのは、感心しません。手続きは簡単だというインターネット上の情報を信じて自分で手続きして、意外と苦労する結果となったとしても、多分責任は取ってもらえません。

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